2013.05.16
ご夫婦にお子様がいらっしゃる場合に、一番の問題となるのが、やはりお子様についてかと思います。
お子様の親権や養育費について、さまざまな不安と気がかりが発生するのは、避けられません。
基本的に、親権者や監護権者を指定する判断基準は一言で言えば、いずれの親に養育された方が子の福祉や利益にかなうかという点にあります。
具体的に申し上げますと、ご夫婦側の面でいえば、健康状態や精神状態、経済状態、また子供に対する愛情の度合いや再婚の可能性や離婚の有責性なども考慮します。
そして子供側から考えると、子供の年齢と意思を考慮にいれます。
まだ母性を優先するような年齢なのか、子供自身の意思を尊重する時期なのかです。
こういった様々な点を考慮して親権が決定し、そして養育費の支払いというものが発生してくるのです。
また、親権を有しない親が自分の子供と面接しようとする場合、子供には円満な人格形成のために両親の愛育の享受が必要と考える反面、子供の監護義務を全うするために親権をもつ親がもつ権利もあるので、きちんと協議していかなくてはなりません。
離婚に関しては実に様々な点を考えていかなくてはなりませんので、円滑にすすめるためにも専門家に相談することをおすすめします。